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女流歌人 〜中島歌子〜

税所敦子・下田歌子・鶴久子などとともに、明治期における代表的な女流歌人として並び称される中島歌子。

18才の時に水戸藩士の林忠左衛門と結婚するも、天狗党の乱に加担した罪で忠左衛門は自害、歌子自身も連座して2ヶ月投獄されるといった波乱に満ちた日々を送りますが、解放後は加藤千浪に和歌を学んだのち、歌塾「萩の舎」を主宰し多くの上流・中流階級の子女を教えました。

樋口一葉の師匠としても知られる歌子の、雅な歌の数々をお楽しみ下さい。

 
No.006556
中島歌子
貴賎迎年
ほと/\にきたる衣はかはれとも きよきはとしのはしめ成けり 哥子

「世の中の人々の着ているものはそれぞれ異なっているが、新しく清々しい思いをするのはみな一緒。年の始めとはそのようなものである。」

と詠まれた当歌の題は、明治4年の歌会始の勅題「貴賎春迎」とよく似ています。
この当時は、士農工商の身分制を廃止する「四民平等」の考えのもと、身分をこえた婚姻や職業・居住の自由を許可する等の政策が施された時期です。
制作年代は不明ですが、「新年とは、身分の高い人にも低い人にも平等にめぐってくる」という内容の当歌は、このような時代背景が意識されたもののように見受けられます。


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ


No.006552
中島歌子
窓若竹
まとくらくなりもこそすれことし生の 竹はいつれも親にまされり 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少ヤケ、シミ、少々イタミ、汚れ


No.006553
中島歌子
若竹風
ことし生のまとのなよ竹なよゝかに みえてもかせにたわまさりけり 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ


No.006554
中島歌子
依雨待花
花をまつこゝろをつけて昨日今日 のとかにもふる春の雨かな 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ、変色有


No.006555
中島歌子
月夜待友
君こすはわれゆかましを徒(いたずら)に あたら月よを更しつるかな 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少イタミ、少々汚れ、変色有


No.006551
中島歌子
山家松
おもしろき松の木陰の片折戸 山かつならぬ人やすむらむ 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ


No.006557
中島歌子
山家水
よをすてし心安さはやましみ水 すむもにこるもいふ人のなき 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々シミ、少々イタミ、折跡有


No.006558
中島歌子
野高梅
仮そめにふきしわらやもみゆるかな の中のうめの花さきしより 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少ヤケ、少イタミ、少々汚れ


No.006559
中島歌子
撫子帯露
ちりをたにすえぬまかきのなてしこに たかゆるしてか露はおくらん 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ


No.006560
中島歌子
朝新樹
みつえさす木の下道を朝ゆきて はしめて春を忘れつるかな 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ、変色有


No.006561
中島歌子
隠士出山
やましみつくむ人たえしあとにこそ にこりなき代のかけはみえけれ 哥子

※隠士(いんし)…俗世間との交わりを断ち隠れ住む人。


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ


No.006562
中島歌子
惜更衣
あさ風のさむしといひて花染の ころもはしはしかへしとそ思ふ 哥子

※花染(はなぞめ)… 花、特に露草の花の汁で染めること。その色や染めたもの。また、変色しやすいところから、人の心などが移ろいやすいことのたとえ。


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ


No.006563
中島歌子
月照流水
遠しろく水かけみえて山松の こすゑはなるゝ秋のよの月 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ


No.006564
中島歌子
寄歌祝
年をへてあれたる歌のあらす田も すき返さるゝ世と成にけり 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ、少々汚れ、虫損有


No.006565
中島歌子
松かけにし水なかるゝかたに
よの中もやかてのかれて山清水 結はまほしき松のしたかけ 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ、少々汚れ


No.006566
中島歌子

さみたれの晴たる日より俄かにも 時めくものはあふき也けり 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ、少々汚れ


No.006567
中島歌子
終夜聞虫
たまさかにねられぬたにも侘しきを むしはいくよかなきあかすらむ 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少イタミ、少々汚れ、変色有


No.006568
中島歌子
閑居蔓
さもこそはよにかくれたる宿ならめ 夢のうちにもとふ人のなき 哥子


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ、少々汚れ


No.006569
中島歌子
爐辺歳暮
うつみ火のしたしまるゝは又ひとつ 老のそふへきしるしなるらむ 哥子

※うつみ火(埋み火)…炉や火鉢などの灰に埋めた炭火。


◆和歌
◆江戸 幕末 明治
少々ヤケ、少々イタミ、少々汚れ